いらっしゃいませ。こんな辺境の地までようこそお越しくださいました。
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管理人の技量

  ギャグっぽいもの

「久遠! そのボールに触っちゃダメだ!」
 
 久遠はきょとんとしつつも手を止めた。

「何でだ」
「それは一見ボールにしか見えないけど、実は爆弾なんだ! あと5分で体育館はドッカーンだ!」
「そうなんだよ! 早く逃げなきゃ、僕たち木っ端微塵になっちゃう!」

 俺と誠人はわあわあ騒いだあと、ふっとシリアスに戻った。

「……とかだったらいいのになー」
「体育館なんて消し飛べばいいのにねー」


  シリアスっぽいもの

「……どうかしてる」

 鏡を元に戻して歩き出そうとしたそのとき、何者かの視線を感じた。
 嫌な視線だった。羨望や妬みを受けた時に感じるような不快感ではなく、もっと別の、本能的な嫌悪感だった。例えるなら、虫の知らせとでもいうような。
 あたりを見回してみても、誰もいない。
 何もない。

 思い違いか。そう思ってまた歩き出そうとして、違和感を覚えた。
 何もない?
 もう一度、よく周りを見てみた。
 確かに置いたはずの鏡がどこかへ消え失せていた。

  

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